Shopify Admin MCP Server を公開した
Shopify向けの MCPサーバ(shopify-admin-mcp)を公開した。Shopifyの管理画面をAIから扱えるようにするためのサーバになる。
GitHub: https://github.com/hdmt/shopify-admin-mcp
作った目的
普段、ShopifyでEC運用支援をしているが、管理画面での手作業がどうしても多くなる。特にエディタまわりは操作性が良いとは言えず、同じような作業を繰り返す場面も多い。
そこで、人がやらなくていい作業はできるだけ減らして、AI経由でまとめて処理できないかと考えた。
Shopify公式MCPは、管理画面操作に特化したものが見当たらず、また野良MCPサーバは、ちょっと安全面で心配だった。いま必要としている機能に絞って、vibe codingで作った方が早そうだったので自分で書くことにした。
できること
このMCPサーバを使うと、AIからShopify Admin APIを利用できるようになる。
- 管理画面を開かずに情報を取得できる
- ポチポチ操作を減らせる
- 定型作業を自動化しやすくなる
管理画面を触る時間が減るだけでも、日々の運用はけっこう楽になると思う。
対応している操作は、商品(検索・詳細取得・月間売上ランキング)、コレクション(検索・作成・複製・商品追加と並び替え)、ブログ記事(取得・作成・更新)、テーマ(ファイル取得・更新)の4領域。
ユースケース
商品まわりの確認を会話だけで済ませる 「先月の売上ランキング上位10件を出して」「この商品のバリエーション情報を見せて」といったやりとりで、管理画面を開かずに情報が手に入る。ちょっとした確認のためにブラウザで画面遷移を繰り返す、の手間がなくなる。
コレクション管理の手間を減らす 季節の特集ページやセール用コレクションを作るとき、商品を1つずつ追加して並び順を調整する作業が地味にかかる。このMCPなら「新しいコレクションを作って、この商品群を追加して、売上順に並べて」を一度の指示でまとめて処理できる。既存コレクションの複製にも対応しているので、定番の構成をテンプレとして使い回せるのも便利だと思う。
ブログ記事の投稿・更新 記事の下書きをAIと一緒に作って、そのまま投稿まで完結させられる。「先週公開した記事のタイトルを変更して」みたいな修正も、管理画面を開かずにいける。
テーマファイルの確認・編集 Liquidテンプレートの中身を取得して確認したり、ちょっとした修正を加えたりできる。テーマエディタを開いてファイルを探す手間も省ける。
インストール・使用方法
1. リポジトリをクローン
git clone https://github.com/hdmt/shopify-admin-mcp.git
cd shopify-admin-mcp
npm install
2. 環境変数を設定
.env.example を参考に、ショップのドメインとアクセストークンを用意する。
SHOPIFY_SHOP_DOMAIN=your-store.myshopify.com
SHOPIFY_ACCESS_TOKEN=shpat_xxxxx
アクセストークンは、Shopify管理画面の「アプリ開発」からカスタムアプリを作成して取得できる。必要なAPIスコープは read_orders、read_products / write_products、read_content / write_content、read_themes / write_themes。
3. Claude Desktopに登録
claude_desktop_config.json に以下を追加する。
{
"mcpServers": {
"shopify-admin": {
"command": "node",
"args": ["--experimental-strip-types", "/path/to/shopify-admin-mcp/src/index.ts"],
"env": {
"SHOPIFY_SHOP_DOMAIN": "your-store.myshopify.com",
"SHOPIFY_ACCESS_TOKEN": "shpat_xxxxx"
}
}
}
}
Claude Desktopを再起動すれば、会話の中でShopifyの操作ができるようになる。まずは test_connection ツールでAPIへの接続確認をしてみるのがおすすめ。
まとめ
自分の運用で必要な機能から作り始めたので、まだカバー範囲は広くない。注文管理や顧客データまわりなど、ニーズがあれば拡張していきたいと思っている。
Shopify運用で同じような手間を感じている人の役に立てればうれしい。