Macからお名前クラウドwindowsのVS Codeを操作する:Remote Tunnels セットアップ
Windows 環境でしか動かない開発環境を使う必要があるとき、毎回 RDP(リモートデスクトップ)でログインして作業するのはなかなか面倒です。 特に Mac をメインにしていると、キーボード配列の違いによるストレスが大きく、作業効率が落ちてしまいます。
そこで、Visual Studio Code の Remote Tunnels 機能を使い、Mac 上の VS Code から直接 Windows 環境を操作できるようにしました。
以下は、そのセットアップ手順と普段の運用フローをまとめた備忘録です。
1. 初回セットアップ(Windows 側)
VS Code をインストール
- 公式サイト からダウンロードしてインストール
PowerShell でトンネル起動(ライセンス同意つき)
code tunnel --accept-server-license-terms
- 初回のみ、GitHub または Microsoft アカウントでログインが必要
- Windowsの IE は画面が崩れるので、表示されたURLをコピーして Mac のブラウザでログインするとよい
- 認証完了後、PowerShell に トンネル名(例:
onamae-server
)が表示される
この時点で Mac から接続テスト可能
- Mac の VS Code →
⌘ + Shift + P
→ 「Remote: Connect to Tunnel」 - 表示されたトンネル名を選択 → リモート接続成功を確認
- Mac の VS Code →
2. 常駐化(自動起動設定)
別の PowerShell で以下を実行:
code tunnel service install
- これで Windows サービスとして登録される
- 今後 Windows 起動時に自動でトンネルが立ち上がる
手動で立てていたトンネルは終了してOK
- PowerShell で
Ctrl + C
で止めるか - 再起動すればサービス側のトンネルが動く
3. 普段の作業開始(Mac 側)
VS Code を開く
⌘ + Shift + P
→ 「Remote: Connect to Tunnel」トンネル名(例:
onamae-server
)を選択接続先の Windows 上のフォルダを選択
- 初回のみ手動選択、以降は「最近開いたフォルダ」から即アクセス可能
4. 補足コマンド
サービス停止
code tunnel service stop
サービス再起動
code tunnel service start
サービス削除
code tunnel service uninstall